
作家名
清水佳代子
作品情報
制作年:2019
マテリアル:Acrylic on canvas
サイズ:W14.0 × H18.0 × D2.0 cm
エディション:オリジナル
作家コメント
「Gateway」には、単語本来の意味である "入り口・玄関・門のある通路" の他に、異なるネットワーク同士を接続するネットワーク機器の意味があります。他のネットワークと通信する際に必ず通らなければいけない「接続ポイント」を指し、異なるプロトコル(通信のルール・規格)を用いたネットワークを繋げる役割をします。
スクエアの一つ一つが意味を持つ一場面だとするならば、この作品は切り取られたシーンの集積になります。深い悲しみだけが刻まれたように感じた出来事も、時を経てその物事の持つ本来の意味に気付いたとき、それは価値のある大切な経験に変換されます。この作品が、鑑賞者の閉じ込められた遠い記憶を美しく変換させる「Gateway」になれたらと思います。
※スクエアに区切ることで、眺めてきた風景(人生)の場面場面を想起させられたらと思いました。
場面の一つ一つが美しいもので尚且つ重みがあるよう、色遣いに深みを持たせるよう工夫しました。
Artist Profile
現実世界の破壊や創造と、そこに現れる
人の感情を表現する現代アーティスト。
色の濃淡や透明感、曖昧な境界線と
エッジの効いたラインの使い分けにより、
構成の調和や不調和の絶妙なバランス感を
表現するのが特徴的です。
人が引き起こし続ける破壊と創造と、
そこに揺さぶられる自身の心に耳を傾け、
現実世界そのものを映し出すような
表現をしています。